可愛い人は旅をする①
二男一人で電車初体験
これは先月の実話です。
二男(中2)がとある行事に参加するため、一人で公共交通機関を乗り継いで行き、帰りは夫(父親)と一緒に車で帰ったことがありました。
家から約300m歩いたバス停から最寄り駅まで路線バスで、最寄り駅から電車で数駅、降りた駅前から路線バスに乗って行くような場所でした。
家から最寄り駅までのバスは何度か一人で利用したことがあるので、最寄り駅から先が初体験でした。
あなたは、学校・園のスクールバス以外で、自転車ではキツいなぁという距離を、一人だけで公共交通機関を使って行く(旅、おつかい、通学など)という初めての体験は、何歳頃でしたか?
着きたい時間から逆算して時刻表を調べ、何時発どこ行きに乗り何駅で降りるのかを夫が教えていたようです。
ICカードはチャージして持たせていたので、バスに乗り降りするときにかざすことは知っていましたが、一人で改札を通るのが初めてだったため、二男は改札前で通過の仕方を悩んだそうです。
ICカードで乗車券を買う⁉
すぐそばにある券売機を眺め、自分の行きたい駅までの運賃を確認⁉
そう、改札の通り方は教えてなかったので、ICカードをどうすればいいのかわからず!
まさかっ⁉
私も中2の頃、一人で行きたい駅までの乗車券を買って行くことができたかと聞かれれば、そんな機会すらなかったかもしれません。
でも、私が中2の頃、ICカードなんて便利なものはなかったですし、ネットで調べたら時刻表が出てくるような時代ではなかったので、バスはバス停やバスステーションまで足を運んで時刻表をもらったりメモしたり、JRは駅で調べたり時刻表を買ったりして、券売機で買えないような遠いところは窓口で往復切符を買うような時代でした。
自転車では行けない不便なところに行くとき、今なら親が送り迎えというご家庭も多いと思います。
旅からの学び
二男は券売機の運賃表としばらくにらめっこした結果、
「もしかして行けるんじゃね?」と、改札の方へ…
そして、無事改札を通ることができました。
「なんでそんなことまで知ってるの」と思うようなことを知っている現代っ子が、「まさかそれ知らないの」と思うようなことを知らない!
考えてみると、経験する機会自体なくなっているのです。
親にとっても学びになりました。経験機会を持たせてよかったです。
二男と同じ行事の場にいた友人が、食卓の話題にこの話をしたらしく、その友人家庭には幼いお子さんがいますが、ご夫婦で「そういう体験いいね」と盛り上がったとのことでした。
七星の想い
人は体験ごとに、誰かに聞く、他の人がどうやっているか見るなど、その場に合わせた対処法の引出しを増やしていきますが、子どもが初めて体験すること、どうすればよいのかわからない場面に出くわしたとき、どうするのか?
意外にも「まいっか」とスルーする子が多いのです!
もちろん、全てのお子さんがそうではないです。
時代の変化とともに不要になった経験、必要になってきた経験があり、わからないまま大人になっている若者、便利なはずのシステムについていけない年配の方が増えているように思います。
旅が必要なのは子どもだけではありません。
大人になってからも「旅(体験)」の機会はある、「可愛い(幸せを願う)人」にこそ扉の向こうを覗いてほしいというお話でした。
いつの日か「可愛い人は旅をする②」へ続く…
おはなしと「3」
絵本と紙芝居の違い
あなたのお宅に紙芝居ってありますか?
我が家には長男が幼い頃、私の両親が作ってくれたものがあります。
幼稚園教諭をしていた頃は、たくさんの紙芝居をしてきましたが、家にあるのは絵本ばかりです。
数ある絵本の中には、私が幼い頃一人で繰り返し読んでいたものを、大人になってから再び見つけて懐かしくて買って、我が子たちも繰り返し読んだものもあります。
さて、絵本と紙芝居の違いですが…
絵本は読みます
紙芝居はします
紙芝居を手に取って見られたことがある方はご存知かと思いますが、紙芝居の裏には「さっと抜く」とか「途中まで抜きながら…」というようなト書きがあったり、誰のセリフなのかが上に書いてあったり、ナレーション部分があったり…
つまり一人で何役かの登場キャラを演じ分けて、紙芝居を観せながらお芝居するということです。
絵本の読み聞かせも年齢などによっては身振り手振りを加えることもありますが、基本は読み手の顔が見える横に子どもに見えるように持ち、抑揚はつけますが、紙芝居ほどなりきることもなく、文字通りに読みます。
そうすることで子どもは絵やお話を覚えるぐらい繰り返し楽しみ、お気に入りのものは自分で手に取り、字を覚えるきっかけにもなります。
絵本は子どものためのもの?
自分で言うのも何ですが、私は絵本を読むのも紙芝居をするのもかなり得意です。
それを職業としていたので当然ですが…
今回は皆さんに馴染みのある絵本についてお話ししたいと思います。
クリスマスプレゼントに絵本を選ばれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
訪問させていただいているブログでも、絵本について取り上げられているのもお見かけすることがあります。
絵本は、絵のみで文字のないもの、しかけがあり飛び出したり音が鳴ったりするもの、文字が読める子が一人で楽しめるお話長めのものなど、いろいろありますが…
大人が好んで読むような小説やお役立ち情報満載の本と違って、絵本は何時間もかけて読むようなものがなくあっという間に終わってしまいます。
でも、絵本は子どものためだけに作られたものではなく、絵やお話に込められた作家さんの想いに、大人も癒されたり惹き込まれたり!
世の中には私が出逢ったことのない絵本がまだまだたくさんあります。
何歳になっても、素敵な絵本に出逢い触れながら生きたいと思います。
特に好きなのは「ともだちほしいなおおかみくん」です。
動物たちの毛の流れや滲んだ色のぼかし具合がとても自然で好きです。
当時、絵本の編集のお仕事をされていたSちゃんと知り合う機会があり、たくさんの絵本作家さんのお話を聞かせていただいたことも、原画を見せていただいたことも、心の宝物引出しに大切に保管しています。
むかし むかし ある ところに…
このフレーズで始まる、誰もがよく知っているお話
「あかずきん」「ももたろう」「3びきのこぶた」など、あなたはいくつぐらいのお話を覚えていますか?
そう!読むのではなく、ストーリーを覚えていて、絵本などを見ずにお話しできますか?
覚えていることが立派だと言いたいのではないです。
絵本を見ながら読み聞かせができない環境で、「何かお話しして」と言われることもありますよね。
そんなとき、一つでもレパートリーがあるといいですよね。
幼児の言語の発達に「3」という数はポイントだと、学生時代に学びました。
①「どうしておばあちゃんの目はそんなに大きいの」「おまえの顔がよく見えるようにさ」
②「どうしておばあちゃんの耳はそんなに大きいの」「おまえの声がよく聞こえるようにさ」
③「どうしておばあちゃんの口はそんなに大きいの」「それはおまえを…」
こういう繰り返しも3回が程好く…
鬼退治にお供するのは①犬②猿③キジ
このように「3」がちょうどいい数なのです。
遠い昔の話ですが、私が中学時代の友人宅に遊びに行ったときのこと、セキセイインコのピーちゃんがいて、このピーちゃんがとってもお話し上手だったのです。
「ピーちゃん、くるり~んと」と言いながら、止まり木をくるんと1回転(人間でいうと大車輪みたいな感じかな⁉)するんです!3回ぐらい繰り返しやって見せてくれました。
次はナント昔話が始まるんです‼
「むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが…」ここまでですが(^^;
これも3回ぐらい繰り返すのです。2~3回目になると前半と後半が分離して繰り返されますけどね。
それにしても昔話をしてくれるインコにはピーちゃん以外出逢ったことがないです。
普段の生活の中で次が予測できるぐらい覚え親しんでいるお話、お話だけでなく習慣的にしていることの中にも「3」が隠れているかもしれませんね?
絵本を劇遊びへ
幼稚園では生活発表会(お遊戯会)などで、絵本から劇遊びへと発展したり、園生活の中で親しんでいる歌や手遊びなどとミックスされたりした形を保護者の方に観ていただく機会があります。
私が幼稚園教諭1年目の発表会で子どもたちと一緒に取り組んだ劇は「おおきなかぶ」でした。
今思い出せば、よくそんな状態で乗りきったねと恥ずかしくなるような体験から、保護者の方から「よかったわ~」と言われるまで、そんなお話もまた記事にできればと思います。
追記
前にお話しした絵本「ともだちほしいなおおかみくん」について、お問い合わせがありましたので、追記いたします。
ともだちほしいなおおかみくん
さくら ともこ・作 / いもと ようこ・絵
1986年7月31日 第1刷発行
発行所 / 岩崎書店
「げんき森に すんでいる おおかみくんは、ほんとうは
とっても やさしいのです。」
よろしければ参考にしてみてください。
繋がる窓口②
お問い合わせ(繋がる窓口)
大変遅くなりましたが、サイドバーに「お問い合わせ(繋がる窓口)」を設置しました。
以前「繋がる窓口」という記事でお話ししていますので、初めての方はご覧いただければと思います。
コメントしづらい個人的な内容を含むご質問、ご相談、ご意見、ご要望などにご利用いただければと思います。
はてなブロガー以外の方にもご利用いただけます。
いつ、どなたが、どんな内容のお問い合わせをされたか、あなたと私との間だけで守られる秘密です。
ただ、個人的な内容を除くよくあるお問い合わせにつきましては、ブログのわかりやすさのため、その都度ご承諾をいただいた上でカテゴリー「FAQ」記事として記載し改善に努めさせていただきます。
お問い合わせ前に「FAQ」記事にも目を通していただければと思います。
また、「お問い合わせ(繋がる窓口)」は何度ご利用いただいてもお支払いは発生しませんので、安心してください。(カウンセリングご希望の方は要相談)
カウンセラーとして守るべき規約については(あなたにご理解いただきたい内容も含めて)、サイドバー「Profile / このブログについて」に記載しましたので、ご覧ください。
ご利用例
「お問い合わせ(繋がる窓口)」を開くと…
※お名前(ニックネーム可)
※性別(選択式)
※ご年齢について(20歳以上or20歳未満の選択式)
※メールアドレス(お問い合わせいただいたことに対する返信用)
※メッセージ
※スパムロボット対策(簡単なご入力をいただくもの)
以上6点が必須項目となっています。
この他、必須ではない選択式が2項目ありますので、該当するものがありましたらチェックしてください。
「悩みを誰に相談すればよいかわからない」というお問い合わせ内容の場合↓
「お問い合わせ内容について」という選択項目の「個人的な内容を含むお問い合わせ」にチェック
↓
「メッセージ」欄に、悩みの内容が大まかにわかる程度を記入
↓
どのような専門家(職種)が適しているか、それぞれどのような(事例を扱う)専門家なのかという詳細も含めて選択肢のご提案の返信をします。ただし、病気の症状を診断することはできません。選ぶのはあなた自身なので、私の提案は一つの参考情報とお考えください。
20歳未満の方へ
こちらにお越しの方の中には、20歳未満の方もいらっしゃいます。
いつもありがとうございます。
カウンセリングは保護者の方の同意がなければ、お受けすることはできませんが、可能な限りのサポートはしたいと思っています。
「この宿題の解き方がわからない」「友達とのトラブルで悩んでいる」「進路について親に理解してもらえない」「学校に行きたくない」などのような声、お寄せいただければ、ヒントの窓口でありたいと思います。
七星へのご相談依頼について
「繋がる窓口①」ではカウンセリング依頼は受け付けていないことをお伝えしていましたが、個人的に相談したいというお声を何人かの方からいただき感謝しています。
あまり大がかりなことはできませんが、お一人お一人に合った方法で可能な限り寄り添えるよう考えています。
七星に個人的に相談ご希望の方↓
「お問い合わせ内容について」の選択項目の「カウンセリング希望」にチェック
↓
「メッセージ」欄にご相談概要を可能な範囲で記入
↓
「利用してみたいものについて」という選択項目の中に希望されるものがあればチェック
長い年月抱えてこられた悩みに関しては、それなりの期間を要することも少なくありません。ゴールまでにかかる時間や相談料の予測ができないことも不安の種になります。
ご不安な点はその都度お問い合わせいただいたり、長期にわたる方にもできるだけご負担にならない方法をご提案したりしながら、無理なく進みます。
安心してご利用いただくために、あなたとの信頼関係を築くための努力と、ご負担を最小限に抑えるため、ご納得、ご満足いただけるまで寄り添うことを惜しみません。
Twitterについて補足
この記事の最初に書きましたが、過去記事「繋がる窓口」では、「Twitterをフォローしていただけましたら、私がフォローバックすることでDM(個人的メッセージ)やり取りが可能になります」と記載していますが…
Twitterの設定を変更し、現在は相互フォロー状態になる前からDM可能にしています。
ご質問、ご相談などがある方(私からの返信を必要とされている方)は、簡単な自己紹介とメッセージでかまいませんので、フォロー&DMでその旨をお知らせください。
フォローもしくはDMのみですと、あなたの声に気付けず見落としてしまってはいけませんので、Twitterでお問い合わせの方は「フォロー&DM」セットでよろしくお願いします。
七星の願い
この「繋がる窓口」は、人と話すことが苦手な方も、誰かに相談したいけれど一歩踏み出す勇気がなかなかという方も、あなたのペース、タイミングで聞きたいことや伝えたいことを何度も編集でき、私からの返信も形に残せるというメリットがあります。
コメントの延長から深刻な悩みまで…名の如く「繋がる窓口」であり続けられますように願い精進します。
心理カウンセラー 七星 睦美