七星に願いを

心身健やかに生きる あなたを支える専門家*NanaseMのブログ

寿命を迎えた家電(温水器、食洗機編)

間もなく築20年の我が家。

一昨年は食洗機、昨年は温水器がエラーとなりました。

その後も、エアコン、トースターなど…

賃貸には賃料、購入には初期投資、ローン、維持費など、家計を悩ます額が必要になることもありますね。

科学技術の進化、物価の変動、住む人の変化などにより、タイミングよくニーズに合ったものに交換できればよいのですが、バランスの取れた導入は簡単ではないですよね。

そこで、何かの参考になればと思い、我が家がどのように考え対処したのか、まずは「温水器、食洗機編」のお話をします。

 

電気温水器→3つの選択肢

この内容については以前の記事でも触れたことがあるので、途中経過など参考にされたい方はご覧ください。

nanase-m.hatenablog.com

ひい&かっちママ (id:hutsukyuniikuzo)さんへのコメ返の中で「ランニングコスト」と書いている部分は「初期投資」の間違いでした。訂正します。

その過去記事を書いた時点では…
エコキュート
②電気温水器
③ガス給湯器
この3つの選択肢でした。

我が家は電化住宅なのですが、運動後にシャワーのみ使ったり、家族がまとまった時間帯に入浴できるばかりではなかったりするので、フルオート機能はもったいない気がして、必要なときだけ沸かせるガス給湯器も選択肢にありました。

でも、19年前に新築したときにガス管を家の前の通りの管から土地の方へ引いていなかったので、ガスならばプロパンということに。

オール電化から、あえて給湯だけをガスにするメリットはあまりないかなと思い、ガスの選択肢がまず消えました。

では、エコキュートか電気温水器か?

これから換えるなら「エコキュート」が断然お徳ということはわかっていましたが、エコキュートは初期投資が、電気温水器はランニングコストが気になって決めかねていました。

そんなとき見付けたのが「リース」のチラシでした。
とりあえず、詳しい話を聞いてみようということになり、電気工事会社のMさんが来られました。

 

エコキュートが選ばれるまで

Mさんにまず質問したのは…

エコキュートリースと買い取り、同じ年数使う場合の総額の差

→総額としてはリースの方が少し多めに払うことになり、それは長めの保証と、初期投資を少なく抑えられるというところにあるという説明に、すぐ納得できました。

お湯を使う時間帯がまちまちでもエコキュートはお得?

→フルオート機能でも、浴槽にお湯を溜めて湯温を設定温度にキープする時間が短ければ、必要以上に湯温をキープするための足し湯は要らず、定期的に湯温をキープするものより、センサーでお風呂に人が入っているときだけ機能を発揮してくれるものを勧められました。

新築時にはシャワーは高圧型をつけましたが…

19年前の高圧型が現在の高圧でないものと同等の水圧とのこと。よって、高圧型(少しお高め)を選ぶ必要なし。

注文すれば工事までどのくらいの期間が必要?

→メーカーにより受注にセーブをかけられているところもあるが、たいてい2週間前後ぐらいの予定。(2022.9現在)

他にも根掘り葉掘り隅々まで質問しまくった結果、Mさんと、家を建てたハウスメーカーのリフォーム担当Iさんにエコキュートの見積りをお願いしました

ハウスメーカーの方が先に○○製高圧型の見積りをするという話になっていたので、Mさんには○○製高圧型、○○製普通型、○○製リース、**製普通型、**製リース、△△製普通型、△△製リースなどの見積りをしていただきました。

 

見積り比較

見積書が揃い、比較、検討することになりました。

まずは、Mさんの会社の見積りで同じ製品の買取りとリースを比較したとき、買取りが希望予算に収まっていたので、リースという選択肢が消えました

そして、ハウスメーカーでは高圧型の見積りのはずが、どういうわけか普通型の見積りになっていたので、○○製普通型買取りの2社比較となりました。

合計金額はハウスメーカーの方が約10万円高見積りになっていましたが、項目が揃っていないので、どこにその差が表れているのか、一つずつ確認していきました。
まず疑問に思ったのが「配管」です。

私は、配管とはタンクから室内に繋がる管という把握でしたが…
電気温水器になくてエコキュートにはあるのが、「ヒートポンプユニット」というエアコン室外機のようなものです。

エコキュート

外気を利用してお湯を沸かし、沸いたお湯は「貯湯ユニット」という大きなタンクに運ばれ、そこから浴室や洗面所などに繋がっています。
そのユニット同士を繋ぐ管とタンクから室内に繋がる管の両方が配管ということを知りました。

あと、「電気士」と呼ばれる専門家の存在です。
Mさんの会社には電気士資格を持った専門家がいらっしゃいました。

ハウスメーカーにも電気士の資格を持たれた方はいらっしゃいますが、基本的にこのような場合は電気は電気工事専門、水道は水道工事専門の業者に発注をかけるようなので、そこが価格の差なのだと知りました。

 

ハウスメーカーにお断りの連絡

間もなく築20年、今後もあちこちお世話になる機会は増えると予想されるので、他社でも検討していることは伝えていたものの、どうお断りするのが望ましいか、悩むところでしたが。

細部まで比較し検討いたしました」
この度は他社に依頼することにしました」
「早いもので我が家も築19年になりましたので、今後貴社にお世話になる場面が多々あると思います
金銭的負担がリアルに厳しいゆえの決断となりました」
またお世話になります際には、今後ともよろしくお願いいたします

このような内容を伝え、まとまりました。

 

実際の工事で感じたこと

事前に説明はありましたが、イメージができていなかったのが、「今までの温水器とエコキュートのメーカーが違うので、配管を室内に繋ぎ入れる部分の大きさが多少違うかもしれない」ということでした。

その場合、外壁の穴の大きさを調節するかもしれないとのことでしたが…
工事途中で突然ガリガリバリバリドドドドッガガガガッ…ドリル音が始まりました!

これが思いの外長かった…

ハウスメーカーなら、これは予測時点で近隣への挨拶として配慮されていたことだと思います

工事後、お騒がせしてごめんなさいと、夫が北隣の方に挨拶してくれました。
でも、この騒音のおかげで東隣のTさんが気付いて、後日町内掃除のとき声をかけられました。

Tさん「そういえば、この前、睦美さんちエコキュートに換えてましたよね?どういうタイミングだったんですか?うちもそろそろ検討せねばと思っていて…」

七星「シャワーのお湯は出るけど、浴槽にお湯張りができなくなってね…」

と話していたら、南隣のAさんが「その話、私も聞きたい!」と、話しているとさらにTさんの北隣の方他数人加わり、家のメンテナンスの話に。

近隣皆築10~20年で、そういう話がタイムリーだったようです

結果的にエコキュートへの交換についてはまるく収まりましたが、「目に見えない」「事前予測が難しい専門的分野」などが、価格の差にもあるのだなと感じました。
そして、この選択で正しかったと実感できたことと学べたことも収穫となりました。

エコキュートはまだ使いこなせてないかもしれませんが、フルオート(保温設定1時間)時間外でも2~3時間以内ぐらいなら許容範囲です。

使用湯量はモニターに数値としても表れるので、節水や節電を意識できるようになったのもよかったです。

ちょうどエアコンを使わない時期と重なったのもありますが、10月電気代(10/4工事)が9月より約1.5万円も減ったのは驚きでした!

その後、家族3人がコロナ感染し、家族それぞれが別々の部屋で約10日間を過ごしたことで、エコキュートによる節約むなしく、その月だけビックリするぐらい電気代が跳ね上がったんですが、翌月にはそれなりに戻りました。

 

食洗機→食器乾燥機

食洗機を運転中、ピーッピーッピーッ…というエラー音が鳴り止まなくなったのは一昨年秋頃だったか…

どこをどうやっても止まらずコンセントから抜く強制終了となりました。

こうなる前から食洗機の閉まりづらさ、底から水がポタポタ落ちるなどの前兆がありました。

もともと食洗機とはいえ、洗浄はたまにするだけで、手洗いしたものを乾燥する目的で使っていました。

ハウスメーカーに問い合わせたところ、部品だけ交換してもいつまた他の箇所が故障するかわからないので、新しいものへの交換を勧められました。

でも、それなりにまとまった額が必要になるので、食洗機を撤去後、空いたスペースに食器乾燥機を置けるように考えていました

検討期間中は、食洗機として使えない庫内を洗った食器置き場として使っていましたが、昨年の春過ぎて暑さを感じるようになった頃から、排管からの匂いが気になり始めました。

この頃だったか、温水器の調子が悪くなり、優先順位としては、温水器→食器乾燥機に…

水気も切って入れているつもりでも、運転しない限り抜け道がないので、溜まった水を拭き取っていましたが面倒になり…ダメ押しとなったのがゴキブリ登場でした!

いやぁーー、もう庫内には入れられない!

ということで、洗ったらすぐ拭いて戸棚に収納…これに疲れてしまい…

壊れた食洗機

ハウスメーカーのKさんが親身に相談にのってくださったおかげで、出費を劇的に抑えて食洗機撤去(10/7)→空いたスペースにコロ付き台に乗せた食器乾燥機というリフォームが実現したのです

コンセント設置、アクリル版、コーキング等→食器乾燥機!

食洗機撤去後、コンセントを台や食器乾燥機の出し入れに干渉しない適切な位置に設置していただくことだけ、電気士の資格を持った方のご協力が必要とのことで、Kさん以外のご協力いただいた方々のご都合で全てが整い終わるまでに期間はかかりました。

いつになるのか、将来息子の嫁が来たとき「えー、お母さん、食洗機もないの?」と言われるなど、どうしても必要になったら復活できるように給水&排水の管を残してくださっています。

Kさんが気にかけてくださったのは、空いたスペース内で食器乾燥機を運転することで、暖かく湿気を含んだ排気が上面(キッチン台下面)に連日上がっていくのはよくないと…

そこで、奥と上面にアクリル版を貼って、食器乾燥機もできるだけ手前に引出して換気扇をつけて使うように勧められました。

何度も現場を見に来てくださり、メーカーの収益より客である私たち家族がKさんに相談してよかったと喜ばれることが一番だと言ってくださり、本当にお世話になりました。

アクリル版に両面テープを貼るぐらいはお手伝いしたかったのですが、「奥様にはしていただかないですよ」って。

私が「それ、したらダメですか?」と言い続けていましたが、「ダメです」と断られ続けました。

最後のコーキングも興味津々で見ていたら…

Kさん「奥様がメイクしていて、じゃあ、仕上げにアイラインさせてくださいって、言わないでしょ。仕上げなのでね。」

…ごもっともです。

後日、食洗機を固定していたネジ跡の補修にKさんが来られたとき、他に気になる床の傷などあればやってみますかと言われ、喜んでやってみたら、全然ダメダメで、結局仕上げしていただきました。

七星作

自分では器用な方だと思っていましたが、やはりその路のプロの方とは比べ物にはなりません。

 

「エアコン、トースター編」はまた別のお話で。

 

それから、前回の記事ではラストスパートだった二男は、無事第一志望の高校へ合格しました。

長男が卒業した、家から一番近い公立高校です。

また弁当作りが始まるなあ!