ただの脳トレではない
先週は二男の中学の中間考査でした。
私は定期考査の度、たいてい5教科ぐらいは脳トレ兼ねて問題をやってみるのですが、今回は時間的余裕がなく、とりあえず一番好きな数学だけやってみました。
38年前に中学で習った後は、高校で習う数学が途中から理解できなくなっていきましたが、中学数学は、長男が中学生のときに苦手だったのを教えられる程度ではありました。
私は塾講師でも家庭教師でもない、ただの数学好きな人です。
でも、脳トレのつもりで遊んでいるだけではないのです。
学校や家庭以外に勉強の場は必要?
小中学生の方、もしくはその年代のお子さんを子育て中のパパママに質問です。
「学校や家庭での勉強以外に、塾など第三者による学習サポートを利用していますか?」
Yesの方「その理由は?」(複数回答可)
①授業で理解しづらい部分を補うため
②希望進路のため、さらに成績を上げたいから
③まわりの子がみんな利用しているから
④本人(お子さん)が望んだから
⑤親が強く勧めたから
あともう一つ質問、「利用してどうですか?」
①みるみる成績UP
②まだ成果が表れてないが、何らかのメリットがあった
③ほとんど変わらずだが、とりあえず続けている
我が子らは塾を利用したことはありません。長男は一時期検討したことがありましたが、塾のために時間を確保しないといけないのが嫌だ、という理由で、塾に行ったつもりで私が教えるというやり方をとっていたことがあります。
結果、長男は数学も好きになってきて→得意になった気がして…高校は理数科へ!大学まで理系学部、なのに理数科目が苦手で苦労しています。
これは長男が自分で選んだ結果です。中学生の頃、私が数学を教えてすぐに成績はUPしましたが、高校で好きな分野に特化していくと苦手な分野の成績はみるみるDOWNでした。
七星が中学数学好きな理由
中学時代の数学の先生が好きだったから、というわかりやすい理由です。
先生とたくさん話がしたくて、わからないことを毎日質問に行っていました。
今の中学校は気軽に職員室に出入りできないのかもしれませんが、38年前は「失礼します」の一言で、たいてい自由に用事のある先生の席まで行くことができました。
質問に行くためには質問することがなくては行けません、質問することを作るためには学んでわからないことが何なのかがわからないとダメだという思いからでした。
不思議と「もっと知りたい」という思いは、自らを突き動かす力になるものですね。
一夜漬けで覚えたような内容はすぐ忘却してしまっていますが、夢中で取り組んだことって、忘れようにも忘れないというか、38年ずっと数学を続けてきたわけではないのに、それだけの年月が経っても身にしみついているのでしょうかね?
高校の数学の先生も好きでしたが、これは「難しい」という気持ちに負けてしまったんでしょうか…
子どもに必要なものは?
親としては子が苦しむ姿をできれば見たくないもので、「そっちに行かない方がいいよ」とか「これはいいよ」などとつい言いがちです。私も「転ばぬ先の杖」を出していました。
その結果、長男は誘導やサポートがないと計画的に進むことが苦手で、楽な方へ流れるタイプです。
受験も就活も、一見ライバルとの闘いのように思いますが、最終的にはいかに心の強い自分になれるか、かなと思います。常にではないです。ここぞというとき、よく頑張ったな、気分転換にゴロゴロしよ~っと…このメリハリでしょうか?
なかなか難しいことですが、かわいい子は旅をすることで自立していくのだと思います。
塾についての質問をした意図が何となく伝わったでしょうか?
「好き」「もっと知りたい」という子どもの幸せへの路は、選択を間違っていなければ何かの収穫に繋がると、私は思います。
私が数学の問題をやってみる理由は、「へぇ、こんなの習っているんだね」のためです。
私の苦手な歴史は、我が子ら2人とも得意なので、私がトンチンカンな答えを書いていると、得意気にいろいろ教えてくれます。逆に私にできて子どもたちに解けないものは、子どもたちのやる気に繋がっています。
中間考査問題(数学一部抜粋)
二男が問題を解くときに書き込んだ計算やメモ書きの消し跡が残っていますが、この小問(5)と(6)が二男は不正解、私が解けて点差ができた部分です。
中2までに習う内容なので、興味のある方は Give it a try!
この問題の考え方を含め、「数学って、そう考えると面白いね」というようなお話は次回記事のお楽しみに。
この記事に興味を持っていただけた方は、似たような記事 ↓ こちらもオススメです。
よろしければ、ご覧ください。