七星に願いを

心身健やかに生きる あなたを支える専門家*NanaseMのブログ

なぜ「親子関係・心身自立」にこだわるのか?

七星のこだわり

私はprofileにも記載の通り、元幼稚園教諭の心理カウンセラーです。

保育者としての経験があり、子育て経験があるので、子育て専門家でしょうか⁉

 

流産や不妊治療の経験もある七星が、なぜ「妊娠・子育て」専門ではないのか?

もちろん、妊娠・子育てに関するご相談に応じられないという意味ではありません。

数ある専門テーマの中から一つ選ぶのは、正直、悩んだ部分ではありますが、私がどうしてもこだわったのが「親子関係と心身自立」です。

 

個々の人として心身ともに分離、自立した関係となる親子が必ず通るのは「信頼関係」です。これなしで「心身自立」はあり得ません。

私がこだわっているのは「母娘」や「毒親」ではなく、信頼関係や心身自立の妨げとなる「過干渉」などの「親子関係における課題」です。

 

あと、もう一つ補足ですが、私がお話しする「親子」とは、子の幼少期に養育者であった方との関係も含みます

子を育てるのは必ずしも母だけではない、子には成人するまで必ずしも親が存在するとは限らない、子に親がいても必ずしも養育できる状態とは限らない…などの事情があるからです。(ただし、「ボイスマルシェ」の場合は女性専用なので、相談者は「養子である娘と養父である叔父」のような例になります)

 

幼少期の関わり方は大人になるまで、大人になってからも影響し続けます。

一つの記事には収め切れない想いや体験がありますが、人がこの世に生を受け心身自立した人に成長するまでに関わる人、乗り越える課題などの中で最も身近な「親子」に、親目線、子目線、専門家目線で寄り添えるカウンセラーとして成長したいと思い、この分野を専門としています。

 

母になりたい女性の気持ち

「子は授かりもの」とよく言われますが、当たり前のようにタイミングよく新しい命を授かる人の方が稀である、ということを知らない方はまだいらっしゃいます。

妊娠を望みながらも妊娠したことがない女性は、友人や著名人などのおめでたいニュースを喜べず、「自分だけどうして…」と思い詰めてしまったり、流産した人に対して「妊娠できただけいい」という感情になってしまったり…

また、何度妊娠しても繰り返し流産してしまうというような、体も心も傷付いた女性の気持ちにも、私は近くで触れてきました。

私自身が体験者だからこそ、不妊の原因は単純に検査で調べてわかる数種類ではないことも知っています。

不妊治療をしている女性同士の集いの場もあるので、似たようなツラい思いの方との情報共有はできますが、必ずしも同じ原因や治療法の方ばかりではないですし、妊娠された方は集いから静かに姿を消して行くのです。裏切っているわけではないですが、こればかりはどうにもできず気まずいものです。

 

私の場合は、初めての妊娠が切迫流産→稽留流産、後に不妊治療となりましたが、ツラい検査や治療や、水すら飲めなくなるような重い悪阻と闘おうとも、無事出産、子育てをしているのですから、妊娠を望むごく限られた女性にしか、真の意味で、専門家として寄り添うことはできません。

 

また、あれだけ待ち望んだ命を授かったのに…いざ我が子を育てるとなると早速疑問や不安にぶつかります。自信を失ったり、育児不安・鬱状態になったりするママも…

一つ乗り越えても、また次、また次…

女性が強いと形容されるのは、このような背景もあるのです。もちろんこれはほんの一部です。

私が子育てではなく、親子関係や心身自立にこだわる理由は、「子育てママ」だけが親子関係や心身自立の課題を抱えているのではないという想いもあるのです。

 

毒親とは?

あなたは「毒親」とはどんな親のことだと思いますか?

毒親チェック項目でよく挙げられているのが…「子を管理・支配」「子を過保護に」「子に過干渉」「子に暴言・暴力」「子に罪悪感を植え付ける」など、感じの悪い親像がズラズラと…でも、これに一つでも当てはまったり心当たりがあったりしても、毒親とは限りません!

誤解を招くこの言葉が、私は実のところ、あまり好きではないのです。

 

では、どうだったら毒親なのか?

 

子から毒親と思われている」これのみです!

なので、「子から毒親と指摘されたとしても、その自覚のない親」や「自分は毒親だろうかと気になっていてもそうではない」というパターンがあります。

 

ご自分が毒親に育てられたと思っておられる方の多くは、幼少期に甘えられなかったり、過干渉に苦しんだりしたことを内に抑えたまま大人になられ、親のことを嫌っていたり距離を置いたりして、身体的に自立しているかのように見えますが、「心が自立(解放)できないまま」の方が多い現状です。それも含めてご自身の状態を誰よりも客観的によくわかっておられます。

もちろん、心身自立されている親子もおられますが、大人になった子は自立できても、親の方が長年正しいと思い続けてきたことを変えるのはとても難しい傾向にあるかもしれません。

 

私はそれを変えたいとは思っていません。これは諦めではなく、アプローチ方法の問題で、表現を変えると…

目の前の鍵がかかった扉は、開けるための鍵を用意したり蹴破ったりする他に、開く方法や無理に開かないという選択肢もあるという考え方です。

 

私は両親を毒親とは思っていませんし、我が子らも今のところは私のことは毒親ではないと言います。そんな私に毒親毒親育ちの何がわかるのか⁉

詳しくは書きませんが、私は一人娘で、両親とも「人に教える職業」でした。

似たような環境で育った方は何となく想像できるかもしれませんね。

そんな我が親子が今、なぜ波風なく過ごしているのか⁉

上に述べた青字部がヒントとなっています。

 

「親の理想と子の夢」「親の願いと子の希望」

これらは似たニュアンスですが…例えば、

親の理想が「子には幸せな結婚をしてもらいたい」で、子の夢が「仕事が楽しく辞めたくない」だったらどうなりますか?

親の願いが「家から少し遠いが、中高一貫校に合格してほしい」で、子の希望が「仲の良い友達と一緒に学区の中学に行きたい」だったらどうなりますか?

 

老若男女関係なく、理想と現実にズレが生じるとズレをなんとかしたいものです。

そんなときはどうしますか?親の言う通りにしていたら間違いないですか?子の想いを優先しますか?

何を選択するかで、その先の人生がガラッと変わるようなポイントです!

 

あのときの選択を後悔している…という親子が1組でも減ることを願い、カウンセリング、ブログからの発信、繋がる窓口などの充実も図っていくこと、これが七星にできることです。

 

専門テーマについてと、非公開コメントについて

ご相談内容の詳しい専門テーマにつきましては、後日別FAQ記事にて発信したいと思います。

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